勝林寺…三千院のすぐ奥、律川に架かる未明橋を渡ると「証拠の阿弥陀」を本尊とする勝林寺がある。法然と学僧たちが浄土念仏について討論した「大原問答」の舞台となったことで知られ、堂々たる本堂である。

 古知谷の阿弥陀寺…大原の里から北に約2キロ、紅葉につつまれた唐風の山門をくぐり、深い山あいの参道を上ること15分、仙境を思わせるような地に本堂がある。正式には光明山法国院阿弥陀寺…諸国を行脚していた弾誓上人が慶長14年に創建、皇室とも縁がある寺としても知られている。

 愛宕念仏寺…嵯峨野の天竜寺、常寂光寺、ニ尊院、祇王寺、化野念仏寺を経て愛宕山の中腹にまで登ったところに愛宕念仏寺がある。この寺の仁王門は戦後の台風で壊れ、昭和56年に復元修理が行われたが、この時に造られた表情豊な千二百体の羅漢(石像)さんは、参詣者の人気者であり、心を和ませてくれる。

 奈良公園は、かつての奈良の都の貴重な歴史的文化遺産を包蔵する東大寺、興福寺、春日大社、さらには国立博物館、正倉院等々の文化施設と、これらをとりまく雄大で豊かな緑の自然美が調和した660ヘクタールの広大な地域を総称するもので、他に類例のない歴史公園である。 木々に映える堂塔伽藍、鹿の群れ遊ぶ風情、木々が赤に黄に色どりを添えた晩秋の光景はすばらしい。
 写真は二月堂からの展望と若草山、奈良公園の鹿と紅葉。

 永源寺…鈴鹿山脈の滋賀県側山麓、愛知川上流の断崖上にある臨済宗の大本山。 参道から境内いったいは紅葉の名所で、八日市からの沿道は「青葉三里に四里紅葉」といわれ、紅葉だけでなく、新緑の眺めもすばらしい。

景・風物……P−3

 室生寺…真言宗室生寺派の大本山。女人を厳しく禁制してきた高野山に対し、女人の参詣を許したことから「女人高野」として親しまれている。深山を象徴する石楠花で知られているが、紅葉の美しさも捨てがたい。

 談山神社…大化改新の中心人物・藤原鎌足を祀る神社。政治を改革しようとした中大兄皇子(後の天智天皇)と中臣鎌足(後の藤原鎌足)が「大化の改新」の談合を行ったことから、後にこの山を談い山、談所ヶ森と呼び、神社の社号の起こりとなったという。
 本殿・拝殿などの華麗な社殿や日本唯一の木造十三重塔とともに、春の桜、夏の蝉時雨、秋の紅葉、冬の雪景色など四季通じての景勝地である。

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その他    P−24    P−25    P−26    P−27
花の素顔    P−28    P−29    P−30    P−31   P−32   P−33