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唇形をした紫色の花が、穂状になって咲く様を、押し寄せる波頭に見立てて「立浪草」 の名前がつけられた。 おいでおいでをしている招き猫の手のようにも見える。
時々訪れる近くの山野に群生しているところがあるが、これは愛好家が栽培しているもの。
新緑のころ、山野をハイキングしていてよく見かけるのがこの花。〇〇ウツギと名のつくものはバイカウツギ、ハコネウツギなどいろいろあるが、代表的なものがこのタニウツギ。山の谷間に多くあり、茎の中が空洞になっているので「谷空木」というわけ。
春の訪れを、足元からそっと教えてくれるタンポポ・・・ 花の横には円形の綿毛が寄り添っている。
よく見かけるタンポポは西洋タンポポで、日本古来のタンポポは萼片が反り返っていないので容易に区別できるといわれているが、そこまで確認して見たことはない。別名を鼓草(つづみぐさ)というそうだが、茎の両端を細かく裂くと反り返って鼓のようになるから、またタンポポの名もこの鼓の擬音「たん、ぽんぽん」からつけられたといわれている。
木に咲く桜、庭に咲くチューリップは春の代表的な花である。また桜は日本をシンボルする花だが、 チューリップは世界各地で栽培され、愛されているだけに、色も形も、咲き方も千差万別、葉もなかなかスマートである。 「チューリップ」の名の由来は、ペルシャ語の「ターバン」(花の形)からきているそうだ。
林の木の下などに群生していて、ややうつむきかげんに咲く白い花。直径1センチぐらい、ユリの仲間では一番小さな花で、よほど目を見張っていないと見落としてしまいそう。稚児百合の名前もそんなところからつけられたのだろう。 白い花片が6枚、星型に咲く姿は可憐で可愛らしい。
春の暖かさを感じて頭を持ち上げるツクシ。もちろん花は咲かないが、足元から春を感じ、旬を味わう植物である。
正しくは杉菜(すぎな)の胞子茎(ほうしけい)で、付子とも書く。
桜の後、いろんな花が一斉に、競うように咲くが、、ツツジもそのひとつ。ツツジにもいろいろあり、公園などに多いムラサキツツジや大柄なヒラトツツジなど300種以上もの園芸品種があるといわれている。 名前は花が連なって咲くことからて「ツヅキ」、また花が筒状であることから「ツツ」などと呼ばれ、次第に「ツツジ」になったというが…。
冬にはサザンカやカンツバキが咲き、春には文字どおり春の木と書くツバキがさまざまな花を咲かせる。
椿の種類を大きく分けると、冬に咲く山茶花、寒椿、春に咲く薮椿、夏に咲く夏椿がある。中でもその代表は薮椿で、園芸品種は万を超えるといわれているが、やはり真紅の一重の花が一番椿らしさがある。 また、椿は日本古来の花で、古事記には「都婆岐」、日本書紀には「海石榴」の字で表現されている。
名のとおり、珊瑚のような、あるいは朱鷺色のような鮮やかな色の花で、茎まで赤くなっている。北米原産の多年草。
春に先駆けてまず咲く 「マンサク」 は黄色いひも状の花を咲かせるが、トキワマンサクは、形状は同じだが、花の色が赤紫。またマンサクは落葉樹で花が先に咲くが、 トキワマンサクは常緑樹。自生地はごく限られており、最初に見つかったのは伊勢神宮の神宮林だったという。この珍しいトキワマンサクも、今は園芸品種が出回り、公園などにも多く植えられている。
早春に公園などを散歩していると、まだ芽吹いていない木の枝に、黄色い花をいっぱい咲かせている木がある。マンサク、サンシュウ、トサミズキなどである。
ミズキと名のつく木はほかにもあるが、これは高知県辺りが原産なので土佐ミズキ。
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タニウツギ(谷空木) スイカズラ科 (花期・春)
タンポポ(蒲公英) キク科 (花期・春)
チューリップ ユリ科 (花期・春)
ツツジ(躑躅) ツツジ科 (花期・春)
ツバキ(椿) ツバキ科 (花期・冬〜春)
トキワマンサク(常盤万作) マンサク科 (花期・春)
トサミズキ(土佐水木) マンサク科 (花期・早春)
ツクシ(土筆) トクサ科
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チゴユリ(稚児百合) ユリ科 (花期・春〜初夏)
ツボサンゴ(壷珊瑚) ユキノシタ科 (花期・春)
タツナミソウ(立浪草) シソ科 (花期・春)