アヤメやカキツバタなどとともに、畑や庭先でよく見かけるのがこのアイリス、本名は「ドイツアヤメ」。
 アヤメと同じく乾いた土地で栽培されているが、清楚な感じのアヤメに対し、ドイツアヤメは、色も多彩で華やかな品種が多く、花びらのめくりあがった上の方のひらひらが大きいのが特長。

 葉っぱは下の方だけ、そこから直立した1m近い茎の先に、直径15センチもある球形の花が、まるで空間にアドバルーンが浮いているように咲いていた。この花の代表種といわれるギガンジウムは、紅紫色の小花が1000個以上集まって球形になっている。玉葱や葱などの仲間でもある。

 街路や公園で生垣にされている馴染みの花木。普通「アベリア」と呼んでいるが、和名ではハナツクバネウツギ(花衝羽根空木)。実の形が追羽根の羽根に似ていて、木の姿が空木に似ているから、両方を合わせた名前。アベリアの名は「マ抜けのアベマリア」で覚えておくとよい。

 飛騨白川郷に行った帰りに立ち寄ったひるがの高原で見かけた珍しい花。外来種らしいが、くわしいことは分からない。

 梅雨の季節にいちばん似合うのが紫陽花と花菖蒲。紫陽花は青とピンク系統の色が主で、その濃淡によっていろいろなイメージの花に変わる。紫陽花の花言葉に「移り気」というのがあるが、花の初めと終わりで色が変わったり、植えられている土壌によっても色が変わる移り気な花である。
 

 夏の早朝散歩で、いちばん誇らしげに咲いているのが朝顔。日除けをかねて窓辺に立てかけられた竹や網に絡みついて咲くもの、垣根のフェンスで咲くもの、あるいは鉢植えにして並べてあるものなど、様々な咲かせ方があって面白い。 しかし、朝顔の名のとおり、花が楽しめるのは陽が射しこむまでのわずかな間である。

 日当たりのよい高山や深山に生える常緑低木で、この辺りでは、鈴鹿山麓、特に滋賀県側によく見られるらしい。これは御在所岳の山上で見つけたもの。
 若枝には長い赤褐色の毛が生えており、白い釣鐘形の花が下向きに咲く。花の後、果実が赤く熟し、甘味があって美味しいとのこと。アカモモが訛ってアカモノになったようだ。

 梅雨の頃、紫色の花を放射状に咲かせ、球形に見える。葉は君子蘭に似ており、和名は「ムラサキクンシラン」という。球根植物の多年草だが、常緑なので庭植に適しており、白い花もある。

 散歩道沿いの空き地に雑草が一面に生えており、その中に小さい可憐な花がいろいろ咲いていた。その一つがこのアカバナユウゲショウ。明治のころにアメリカから持ち込まれ、観賞用に栽培されていたのが、今では野生化して雑草扱いにされている。
 ピンク色の4弁の花で、夕方に開くことからこの名前になったとのこと。

アイリス(ドイツアヤメ) アヤメ科 (花期・初夏)

アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧) アカバナ科 (花期…初夏)

アガパンサス ユリ科 (花期・夏)

アカモノ(赤物)  ツツジ科 (花期…初夏)

アサガオ(朝顔) ヒルガオ科 (花期・夏)

アジサイ(紫陽花) ユキノシタ科 (花期・夏)

アベリア スイカズラ科 (花期…初夏〜秋)

アリウム ユリ科 (花期・初夏)

アストランティア・マヨール セリ科 (花期・夏)