山野や日陰の野道に群生する藪茗荷。真珠玉のような白い花を咲かせ、 葉や茎が茗荷によく似ている似ていることから、この名がつけられているが、茗荷の仲間ではなく、もちろん食用にもならない。
 茗荷はショウガ科、藪茗荷はツユクサ科で、花のあと、光沢のある青藍色の実をつける。

 百合と水仙を合わせた名前になっているが、そのとおりの感じの花。 南米原産、あるいはオランダから輸入されたとも言われ、アルストロメリア (下)と呼ばれているが、その名で呼ばれるものは園芸品種が多く、花が派手。それに比べ、ユリズイセン日本的で渋い感じがする。

ミズヒキ(水引) タデ科 (花期・秋)

 朝顔、昼顔、夕顔があるが、これは夜顔。花の容姿はいずれもよく似ているが、夕顔、夜顔は夕方、白い花が開いて翌朝しぼむ。
 夜顔のことを夕顔と呼ぶこともあるが、本当の夕顔はウリ科で、実から干瓢をつくるまったく別種のもの。

 子供の頃、麦藁細工を楽しんだ記憶があるが、今では麦藁帽子さえ見なくなった。 この花は色艶や、カサカサとした感じがなんとなく麦藁を連想させる。
 また色、形、咲き方も様々、初夏から初秋にかけての長い間、次々と咲きつづけ、切花を風通しのよいところに逆さに吊るしておくと簡単にドライフラワーができるという。

 ムラサキツユクサは晩春から初秋にかけての長い間、細長い葉を両側に伸ばして、鮮やかな紫の花を次々と咲かせる。一回り大きいのがオオムラサキツユクサだが、一般には総称してムラサキツユクサと呼ばれている。

 雑草の中にはアメリカ生まれで、だんだんと野生化しているものが多くあるが、このしゃれた名前のヤナギハナガサもその一つ。もっと野生化しているのがアレチハナガサで、ともに南アメリカ生まれとか・・・。直立した50〜100cmの茎が上で三つに分かれ、そこに3ミリほどの小さな花が固まって咲いているので、花笠というより、花簪のように見える。

 春から夏にかけて沼地や湿地に群生して咲く。これは御在所岳山上の人工池に咲いていたもの。 水芭蕉もちょうど見ごろであった。
 名前は、黄色の花が 立っているように見えるところから。流れに沿って群生する黄金色の花のようすから流金花とも書く。。

 アザミは代表的な野草だが、最近では色鮮やかないろいろな園芸品種も出ている。その中でもこのルリタマアザミは色も涼しげ、芸術的な作品だ。

ムギワラギク(麦藁菊) キク科 (花期・夏〜秋)

ムラサキツユクサ(紫露草) クマツヅラ科 (花期・夏)

モミジアオイ(紅葉葵) アオイ科 (花期・夏)

 背丈2mもありそうな茎に、ハイビスカスのような真っ赤な花を咲かせるモミジアオイ、いかにも夏っぽい花である。タチアオイやハイビスカスなど葵の仲間。

ヤブミョウガ(薮冥加) ツユクサ科 (花期・夏)

ヤナギハナガサ(柳花笠) クマツヅラ科 (花期・夏)

ユリズイセン(百合水仙) ユリ科 (花期・夏)

ヨルガオ(夜顔) ヒルガオ科 (花期・夏)

ルリタマアザミ(瑠璃玉薊) キク科 (花期・夏)

リュウキンカ(立金花) キンポウゲ科 (花期・初夏)

 野道を歩いていると、ミゾソバのある所には必ずといっていいほど水引が生えている。同じタデの仲間だからだろう。
 ミズヒキはお祝いの熨斗などにかける紅白の水引から名前が付けられている。細長い花柱に紅色の花がついているが、小さくて目立たない。これを上から見ると赤く、下から見ると白く見える。秋の野草として、茶室の庭などに好まれている。