早春に咲くロウバイやソシンロウバイと種類は同じだが、姿形も花の色もまったく違う。ロウバイは透き通るような黄色だが、クロバナロウバイは暗赤紫色の渋みが特長。またその渋さが好まれて茶花によく使われるそうだ。
 アメリカ原産、明治中期に渡来した落葉低木で、アメリカロウバイの別名がある。

 山あいの休耕田を活用して作られたビオトープの池(四日市)にスイレンとともに、コウホネが黄色の鮮やかな花を咲かせていた。
 コウホネは浅い池や沼などに生える多年草。水中にある根茎が白くゴツゴツして骨のように見えるので河骨と呼ばれるようになったとか。円柱形の花柄を水上に出した、鮮やかな黄金色の厚手の花が和菓子のようでもある。

グラジオラス アヤメ科 (花期・夏)

クレオメ フウチョウソウ科 (花期・夏)

クレマチス キンポウゲ科 (花期・初夏)

クロバナロウバイ(黒花蝋梅) ロウバイ科 (花期・初夏)

クロユリ(黒百合) ユリ科 (花期・初夏)

ケナフ アオイ科 (花期・夏)

コアジサイ(小紫陽花) ユキノシタ科 (花期・初夏)

コウホネ(河骨) スイレン科 (花期・夏)

コデマリ(小手毬) バラ科 (花期・初夏)

コバンソウ(小判草) イネ科 (花期・初夏)

 夏から秋にかけては名も知らぬいろいろな花や実を見かけるが、中でも、一番目に止まるのがこのクサギ。巾着型のつぼみ?から白い花が飛び出し、やがて赤いガクの真中に実をつける。それが次第に熟して宝石のような藍色や瑠璃色となり、赤いガクと美しいコントラストを描き出す。しかし、鳥の好物なのか、鳥に食べられてすぐになくなってしまう。
 クサギの名は木や葉っぱが臭いからだといわれているが、花や実は甘い香りがしていた。

クサギ(臭木) クマツヅラ科 (花期・夏〜秋)

 クロユリというと「高嶺の花」…代表的な高山植物だが最近は鉢植えで楽しむ愛好家も多い。 
 花は下向きに咲き、色は暗紫褐色で内側に濃い斑点がある。
 「愛する人へ人知れずそっと贈ったクロユリを、相手の人が手に取れば、二人はきっと結ばれる」というアイヌの伝説がある。

 ケナフの花はオクラや芙蓉などに似ているが、花弁が薄くて大きい。
 アフリカ原産の1年草で、高さ1.5〜2m、成熟すれば2〜3mの高さになるそうで、東南アジアや中国などでは紙の原料として広く栽培されているそうだ。

 初めのうちは、ぶら下がった穂も葉と同じ緑色で目立たなかったが、だんだんと膨らんで黄金色に色づいてきた。名を尋ねたら「コバンソウ」…そういわれれば、小判に見えてきた。大判草もあるそうだ。
 明治年間に渡来した帰化植物で、今ではドライフラワーの素材として使われているそうだ。

 畑や庭でよく見かけるグラジオラス。赤、白、黄、ピンク、またそれらが入り混じったものなど色や花形、つき方も様々で、品種は5000を上回るといわれている。
 アヤメ科の仲間なので、別名も唐菖蒲、オランダ菖蒲と呼ばれている。

 ヒゲを生やしたようなピンク色の花が風に揺れている。クレオメでは意味がわからないが、和名のセイヨウフウチョウソウ(西洋風蝶草)だとなるほど… 花の形から蝶が舞い飛ぶ姿を連想する。
 

 クレマチスは別名をテッセン(鉄線)という。その蔓が鉄のように固いことからこの名がついた。
 以前は紫の花が主流だったが、今は園芸品種も多く、色、形も様々。

 小高い山の樹木の下などに自生する落葉低木で、高さは1〜2m、枝は柔らかく紫色をしてる。初夏のころ、、この枝先に淡青紫色の細かい花が、アジサイのように集まって咲く。もちろんアジサイの仲間だが、花が小さいのでコアジサイ。山紫陽花のように、周りに装飾花はないが、泡粒のような小さな花のかたまりが美しい。

 一足先に咲いた雪柳によく似ており、小さな5弁の花が半球状に集まって咲く。その花の集りが、あたかも一つの花のように見え、それが小さな手毬のように見えることから「小手毬」。これよりやや大きい「オオデマリ」(スイカズラ科)もある。