四日市の浮世絵には、那古の浦(霞ヶ浦あたり?)の蜃気楼がよく描かれている。蜃気楼は春から夏の晴れた日に見られ、南から北へ移動しながら消滅するところから、伊勢大神宮が熱田神宮に遊幸されるのだと信じられ、「那古の渡り」といわれていた。 上2枚と下左は、いずれも女人と蜃気楼の組み合わせで描かれているが、上左は風景が広重、人物が豊国という珍しい合作。 下右は、那古の浦で休息する武士の一行…望遠鏡で蜃気楼を眺めている。これも広重の絵。
那古の浦の蜃気楼